1 51歳の女性。ステーキ店で食事中、突然、喉を押さえながら苦しみ出し卒倒したため、日撃者が救急要請した。目撃者が日頭指導により胸骨圧迫を実施し、AEDが装着されていた。
救急隊現場到着時、目撃者による胸骨圧迫が行われており、傷病者の反応はなく、口腔内から肉片が出ているのを認める。
次に行う対応はどれか。1つ選べ。
1 呼吸・脈拍の確認
2 通報者への状況聴取
3 気管内チューブの準備
4 喉頭鏡。マギール鉗子による異物除去
5 装着されているAEDから救急隊AEDへの変更
2 70歳の男性。「夫が咳とともに血を吐いている。」と妻が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS10。呼吸数24/分。脈拍76/分、整。血圧128/74mmHg。Sp02値92%。病院への搬送中、咳込んで鮮紅色の血痰を喀出している。最近は全身倦怠、微熱および体重減少があったという。
搬送後の対応について正しいのはどれか。1つ選べ。
1 リネン類は浸水後に業者に出す。
2 使用後のガーゼ等は焼却処分する。
3 車内に消毒用エタノールを噴霧する。
4 車内を次亜塩素酸ナトリウム溶液で消毒する。
5 車内をグルコン酸クロルヘキシジンで消毒する。
3 救急隊員として次の活動を行った。傷病者は22歳の女性。自転車に乗り交差点を青信号で直進中に信号無視の乗用車に眺ねられた。現場到着時、頭部に挫創はあったが、意識JCS1、呼吸、脈拍、血圧は安定していた。二次救急医療機関を選定し鍛送を開始したが、意識JCS200に低下したため、二次救急医療機関に選定を切り替え搬送した。
翌日ニュースでその傷病者の死亡を知った。その2日後から搬送中のことを思い出して夜もよく眠れず、交通事故傷病者の対応中ドキドキして仕事に身が入らなくなった。それ以降しばらくそのような症状が続いたが、2週間後には落ち着き集中力も回復した。
この救急隊員の症状として最も考えられるのはどれか。1つ選べ。
1 パニック障害
2 急性ストレス障害
3 急性型の心的外傷後ストレス障害
4 慢性型の心的外傷後ストレス障害
5 遅発型の心的外傷後ストレス障害
4 20代の男性。乗用車運転中に停車していた大型トラックに後方から追突して受傷し、通行人が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:呼びかけに反応するが不穏である。呼吸は速くゴロゴロ音を聴取する。撓骨動脈は触れるが頻脈である。顔面に図(別冊No.5)のような損傷を認める。
直ちに行う対応はどれか。2つ選べ。
1 頭部挙上
2 頸椎保護
3 補助換気
4 気道の確保
5 眼瞼結膜の観察
5 18歳の男性。夜食を食べている際、急に意識を失ったため、家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数16/分。脈拍72/分、整。Sp02値98%。特に症状を訴えない。搬送中の心電図モニター波形(別冊No.6)を示す。
この病態の特徴はどれか。1つ選べ。
1 女性に多い。
2 家族歴は重要でない。
3 突然死のリスクは低い。
4 薬剤は原因とならない。
5 QT延長症候群により心室頻拍を起こす。
6 50歳の男性。亜硝酸塩を含む肥料を生産する工場で作業中、呼吸困難が出現したため、同僚が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数32/分。脈拍112/分、整。Sp02値92%。日唇や爪先にチアノーゼを認める。工場の産業医からメトヘモグロビン血症の可能性があるといわれた。
正しいのはどれか。1つ選べ。
1 酸素投与は必要ない。
2 肺の傷害が起きている。
3 他の作業員に影響はない。
4 Sp02値は酸素飽和度を反映しない。
5 直ちに二次救急医療機関へ搬送する。
7 80代の女性。心疾患で治療中である。呼吸困難を訴えたため家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS3。呼吸数32/分。脈拍84/分、整。血圧150/100mmHg。体温35.5℃。Sp02値86%(室内気)。両下肢に浮腫を認める。リザーバ付きフェイスマスクで酸素投与(10L/分)を開始した。救急隊到着時の心電図モニター波形(別冊No.7)を示す。
この傷病者について正しいのはどれか。1つ選べ。
1 洞調律である。
2 除細動が必要である。
3 気道確保が必要である。
4 致死性不整脈に移行しやすい。
5 左鎖骨下胸壁に膨らみを認める。
8 60歳の男性。ショッピングモール内で突然倒れたため、目撃者が救急要請した。
救急隊到着時、バイスタンダーCPRあり、AEDが装着され、電気ショックは3回実施済みであった。救急隊接触時CPAで心電図波形は心室細動、除細動を行うと脈拍を触知するようになった。呼吸数6/分で浅い。
この傷病者に対する処置で正しいのはどれか。2つ選べ。
1 回復体位で搬送する。
2 気管挿管の指示要請を行う。
3 除細動器のパッドを貼付したまま搬送する。
4 バッグ・バルブ・マスクで補助換気を行う。
5 アドレナリン投与のための静脈路確保の指示要請を行う。
9 34歳の男性。ハイキング中にハチに刺され、同部の腫脹と激痛を来したため友人が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS10。呼吸数28/分。脈拍124/分、整。血圧70mmHg(触診)。Sp02値88%(室内気)。皮膚は紅潮し、高度の気道狭窄音を聴取する。自己注射用アドレナリンを所持している。
この傷病者にまず行うべき対応はどれか。1つ選べ。
1 半坐位
2 エアウエイ挿入
3 自己注射用アドレナリン投与
4 バッグ・バルブ・マスク換気
5 静脈路確保および輸液の指示要請
10 75歳の女性。家族から意識がないとの通報を受け救急隊が到着した。
救急隊到着時観察所見:呼びかけに反応がなく、呼吸はないが、頸動脈は触知した。
この傷病者の処置に必要な資器材はどれか。1つ選べ。
1 AED
2 気管内チューブ
3 自動式心マッサージ器
4 リザーバ付き酸素マスク
5 バッグ・バルブ・マスク
11 あなたは通信指令員である。路上で老人が倒れていて声をかけても全く反応がないとの携帯電話からの救急要請が若い女性から入った。周囲には全く人影がないという。あなたは次のように通話した。
「すでに救急車の手配は行いました。救命処置をしていただきたいので携帯電話をスピーカーモードにしてください。(A胸と腹の動きを見て呼吸しているか確認してください。)(B呼吸しているかわからなければすぐに胸骨圧迫をしてください。)(C人工呼吸は行わなくても構いません。胸骨圧迫のみ続けてください。)(D胸骨圧迫は1秒間に2回のテンポで行ってください。)(E胸骨圧迫は2分毎に中断して声をかけて反応があるか確認してください。)まもなく救急隊が着きます。」
口頭指導として適切でないのはどれか。1つ選べ。
1 A
2 B
3 C
4 D
5 E
12 80歳の男性。呼吸困難のため妻が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS300、呼吸数36/分。脈拍100/分、整。血圧168/92mmHg。Sp02値90%。努力呼吸が著明なため酸素投与を行った。
傷病者は肺癌と骨転移のため入院して緩和治療を受けていたが「最期は家で過ごしたい。」と強く希望し、2か月前に退院し、在宅医療を受けている。家で看取るつもりだったが、あまりにも息苦しそうだったので救急要請したという。本人との二人暮らしとのことである。
救急隊が優先して実施すべき対応はどれか。1つ選べ。
1 妻以外の家族を探す。
2 MC医師に助言要請を行う。
3 主治医に連絡し判断を問う。
4 ケアマネジャーに連絡する。
5 救命救急センターに搬送する。
13 30歳の女性。3日前にアセトアミノフェン含有の解熱鎮痛剤を大量服用した。その後腹痛と悪心とを発症し、症状が増悪したため救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数24/分。脈拍100/分、整。血圧110/68mmHg。体温36.3℃。Sp02値99%。腹膜刺激症状はない。
この傷病で障害される可能性の高い臓器はどれか。1つ選べ。
1 脳
2 肺
3 心臓
4 肝臓
5 腎臓
14 56歳の女性。真夏の炎天下でテニス中に胸背部痛が起こり救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS1。呼吸数24/分。脈拍114/分、整。血圧80/56mmHg。Sp02値93%。発汗を認める。胸背部痛は持続している。心電図モニター波形(別冊No.8)を示す。
この傷病者で最も考えられる病態はどれか。1つ選べ。
1 熱中症
2 上室性頻拍
3 肺血栓塞栓症
4 急性心筋梗塞
5 腹部大動脈瘤破裂
※画像後日挿入します
15 84歳の女性。呼吸困難を訴え救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS2。呼吸数32/分、努力様。脈拍112/分、整。血圧198/116mmHg。体温36.1℃。冷汗を認める。頸静脈は怒張しており、両肺野で断続性ラ音を聴取する。
この病態に認められるのはどれか。1つ選べ。
1 前負荷の低下
2 後負荷の低下
3 交感神経の緊張
4 循環血液量の減少
5 全末梢血管抵抗の低下
16 45歳の男性。突然意識が悪くなったため、家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS3。呼吸数16/分。脈拍80/分、整。血圧204/110mmHg。Sp02値96%(室内気)。左上下肢の麻痺を認める。家族から糖尿病と高血圧とで通院していることを聴取した。眼球観察時の写真(別冊No.9)を示す。
この傷病者に最も考えられる疾患はどれか。1つ選べ。
1 小脳梗塞
2 被殻出血
3 視床出血
4 脊髄梗塞
5 急性硬膜外血腫
17 52歳の男性。胸痛を訴え救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCSl。呼吸数24/分。脈拍104/分、整。血圧88/56mmHg。体温35,9℃。Sp02値96%。冷汗を認める。呼吸音清。心電図モニターを装着したところⅡ誘導でST上昇を認め、酸素投与しながら救急オカ受送を開始した。搬送開始10分後に傷病者の反応がなくなり、心電図モニター波形(別冊No.10)を示す。
直ちに行う対応はどれか。1つ選べ。
1 胸骨圧迫
2 脈拍の確認
3 除細動の実施
4 用手的気道確保
5 乳酸リングル液投与の指示要請
18 78歳の男性。慢性肺疾患で在宅酸素療法中。朝に意識を失っているのを家族が発見して救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS100。呼吸数6/分。脈拍72/分、整。血圧162/92mmHg。体温35.0℃。Sp02値82%(酸素2L/分投与中)。四肢の麻痺は認めない。「前日の受診時に酸素量が増量された。」と家族から聴取した。
この傷病者への処置で最も有効なのはどれか。1つ選べ。
1 血糖値の測定
2 電気毛布での保温
3 ベンチュリーマスクによる酸素投与
4 バッグ・バルブ・マスクによる換気
5 リザーバ付き酸素マスクによる酸素投与
19 70歳の男性。1時間前からの左手足の麻痺を訴えて救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS1。呼吸数20/分。脈拍148/分、不整。血圧138/76mmHg。左手が持ち上がらず、左の膝立てもできない。半側空間無視を認める。車内収容時の心電図モニター波形(別冊No.11)を示す。
適切な対応はどれか。1つ選べ。
1 頭部を挙上する。
2 血糖を測定する。
3 心電図を伝送する。
4 除細動パッドを貼る。
5 血栓回収療法のできる病院へ搬送する。
20 76歳の男性。タクシーを降りるとき、フワッと目の前が真っ白になったため、救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数16/分。脈拍48/分、整。血圧152/64mmHg。Sp02値99%。「座っていれば何ともない、立ち上がる時に起こる。」と訴える。心電図モニター波形(別冊No.12)を示す。
この症状の原因はどれか。1つ選べ。
1 視覚異常
2 脳波異常
3 脳血流低下
4 深部感覚異常
5 三半規管の異常
21 42歳の女性。自宅の階段を上ったとき、突然、呼吸困難が出現し、救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数24/分。脈拍148/分、整。血圧92/70mmHg。Sp02値82%。1週前から左下肢の痛みを感じていた。胸痛を訴えない。頸部、胸部の呼吸音に異常を認めない。左下腿に浮腫を認める。経口避妊薬を服用しているとのことである。
この病態に認められる特徴的な症候はどれか。1つ選べ。
1 ばち指
2 湿性咳嗽
3 泡沫状痰
4 陥没呼吸
5 頸静脈怒張
22 72歳の男性。突然の胸部から背部に移動する引き裂かれる痛みのため、救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数20/分。脈拍104/分、整。血圧156/84mmHg(右上肢)、208/112mmHg(左上肢)。Sp02値99%。全身に冷や汗を認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。
搬送中、呼びかけに応答しなくなった。意識JCS100。呼吸数32/分。脈拍132/分、整。血圧78/50mmHg(左上肢)。頸静脈怒張を認める。心音は減弱し、呼吸音に異常を認めない。
病態変化を引き起こした成因はどれか。1つ選べ。
1 右冠動脈の閉塞
2 腕頭動脈の閉塞
3 胸膜腔の液体貯留
4 心膜腔の液体貯留
5 大動脈弁の機能不全
23 68歳の女性。咳込んだ後、泡沫状の血を吐いたため、家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数28/分。脈拍114/分、不整。血圧112/62mmHg。Sp02値91%。僧帽弁狭窄症、心房細動で治療を受けているという。
この傷病者に観察される所見はどれか。1つ選べ。
1 眼球突出
2 皮下気腫
3 頸静脈怒張
4 クモ状血管腫
5 クスマウル呼吸
24 82歳の男性。突然の左側腹部から下腹部にかけての痛みを自覚し、その後血性下痢があったため家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数24/分。脈拍108/分、不整。血圧108/60mmHg。体温37.8℃。Sp02値94%。腹部は疼痛部位に圧痛を認めるのみで、反跳痛は認められない。
この傷病者の病変部位として可能性が高いのはどれか。1つ選べ。
1 十二指腸
2 空腸
3 回腸
4 結腸
5 肛門
25 20歳の男性。大量飲酒後、何度か嘔吐し、その後血を吐いたため自ら救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS3。呼吸数20/分。脈拍120/分、整。血圧80/60mmHg。既往歴はない。
考えられる疾患について正しいのはどれか。1つ選べ。
1 浅い潰瘍を伴う。
2 食道胃接合部に好発する。
3 門脈圧の上昇が原因である。
4 胸腔内圧の上昇によって発症する。
5 海産魚介類の摂取によって発症する。
26 35歳の男性。意識がない状態で母親が発見し救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS300。呼吸数12/分、不規則。脈拍52/分、整。血圧90/50mmHg。Sp02値98%。Ⅰ型糖尿病とうつ病とで治療中とのことである。血糖を測定したが測定範囲以下だった。
直ちに行うべき対応として適切なのはどれか。1つ選べ。
1 静脈路確保および輸液を行う。
2 ブドウ糖タブレットを口に含ませる。
3 かかりつけの精神科医師に連絡する。
4 経口血糖降下薬の服用の有無の確認をする。
5 静脈路確保およびブドウ糖溶液投与の指示要請を行う。
27 38歳の男性。土木作業中に鋼材の下敷きになっているところを同僚が発見し救急救助要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS2。呼吸数28/分。脈拍116/分、整。血圧110/65mmHg。Sp02値96%。両大腿部が鋼材に圧迫されている。右下腿部に変形と挫創とが認められ、創部から出血を認める。救助隊による救出に2時間要すると予想される。
救出前に行う処置はどれか。2つ選べ。
1 下肢の固定
2 創部の被覆
3 用手的気道確保
4 除細動パッドの貼付
5 静脈路確保および輸液の指示要請
28 8歳の男児。母親が自宅で掃除中、息子の咳込みが止まらず救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識清明。脈拍120/分、整。血圧100/70mmHg。Sp02値91%。3年前から時々呼吸困難を訴え近医通院中で、ハウスダストが原因であるといわれている。
呼吸の観察で認められる所見はどれか。1つ選べ。
1 徐呼吸
2 起坐呼吸
3 奇異呼吸
4 吸気延長
5 呼吸音増大
29 1歳の男児。母親が帰宅したところ、ぐったりしているのを発見し救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識「あやしても笑わないが、視線が合う」。呼吸数32/分。脈拍132/分、整。血圧90/50mmHg。体温35.2℃。Sp02値96%。体表に複数の紫色と黄色の打撲痕と小さな熱傷創を認める。
このような所見を呈する児の親の特徴はどれか。1つ選べ。
1 予後について関心がある。
2 母子手帳を活用している。
3 説明の内容が一貫している。
4 児の発育状態を理解している。
5 発見から通報までの時間が長い。
30 38歳の女性。自宅で出産し、本人が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数24/分。脈拍104/分、整。血圧104/60mmHg。体温36.8℃。Sp02値99%。新生児は元気に泣いていて状態は安定している。胎盤も娩出されていたため臍帯の2か所を臍帯クリップで挟み、その間を切断した。本人は痛みの訴えはなく、会陰の裂傷もないものの、膣口から中等量の出血が持続している。
考えられるのはどれか。1つ選べ。
1 弛緩出血
2 子宮内反
3 子宮破裂
4 腟壁血腫
5 羊水塞栓
31 24歳の男性。体温38.8℃と高熱を訴え、家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS1。呼吸数28/分。脈拍120/分。血圧150/88mmHg。Sp02値98%。振戦、手足のこわばりを伴い、発汗を認める。飲酒は機会飲酒。精神科に通院し、内服薬を処方されているとのことであった。
この傷病者への対応で最も重要なのはどれか。1つ選べ。
1 血糖値を測る。
2 酸素を投与する。
3 服薬内容を確認する。
4 すぐに処方薬を飲ませる。
5 アルコール臭の有無を確認する。
32 20歳の女性。3階建てのアパートの屋上から墜落し、通行人が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:呼びかけに開眼し、会話は可能である。呼吸は浅く速い。脈は弱く触知し、皮膚は冷たく湿っている。活動性の外出血は認められない。
次に行う適切な活動はどれか。1つ選べ。
1 全身観察を行う。
2 救急車内に収容する。
3 静脈路の確保を行う。
4 バックボードに固定する。
5 バッグ・バルブ・マスクで人工呼吸を行う。
33 75歳の男性。歩行中に乗用車に跳ね飛ばされて受傷し、通行人が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS100。呼吸数12/分。脈拍44/分。血圧208/128mmHg。Sp02値94%。瞳孔は右5.0mm、左3.0mであり、右対光反射が鈍い。右鼻出血を認める。嘔吐を反復している。四肢の動きは確認できる。頭頂部の創部写真(別冊No.13)を示す。
搬送中に実施するべき処置で適切なのはどれか。2つ選べ。
1 血糖値の測定
2 上半身の挙上
3 頭皮の圧迫止血
4 静脈路確保の指示要請
5 経ロエアウエイの挿入
34 35歳の男1包軽トラック運転中に電柱に正面衝突した自損事故で受傷し、居合わせた通行人が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS3。呼吸数28/分。脈拍110/分、整。血圧110/80mmHg。Sp02値92%。鼻腔内・口腔内に出血が続いているため口腔内吸引を行った。
次に行うべき対応として適切なのはどれか。1つ選べ。
1 経ロエアウエイを挿入する。
2 経鼻エアウエイを挿入する。
3 全身固定をして側臥位にする
4 仰臥位のまま血液の自力排出を促す。
5 頭部後屈あご先挙上法により気道確保する。
35 26歳の男性。オートバイ走行中、転倒し受傷した。右肩痛を訴え、通行人が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数24/分。脈拍92/分、整。血圧108/76mmHg。ヘルメットの右側の塗装が剥がれている。右上肢の運動障害と感覚障害とを訴える。右肩周囲の写真(別冊No.14)を示す。
この傷病者で最も疑われる疾患はどれか。1つ選べ。
1 胸髄損傷
2 外傷性てんかん
3 びまん性脳損傷
4 外傷性頸部症候群
5 腕神経叢引き抜き損傷
36 50歳の男性。つまずいて転倒した際にガラス戸で右胸部を受傷したため、家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数32/分、脈拍92/分、整。血圧140/80mmHg。Sp02値90%。右側胸部に長さ5cmの創を認め、血液を含む泡が呼吸に合わせて吹き出している。
この傷病者にみられる所見はどれか。1つ選べ。
1 心音減弱
2 左胸郭膨隆
3 右呼吸音減弱
4 気管右側偏位
5 右胸郭奇異運動
37 52歳の男性。建築作業中に6mの高さから墜落し、同僚が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:初期評価において呼吸、循環および意識レベルには異常を認めない。全身観察で仙腸関節と恥骨に圧痛を認め、両下肢に変形を認めない。左下肢は短縮し疼痛のため動かせない。
この傷病者について正しいのはどれか。1つ選べ。
1 下肢外固定を行う。
2 骨盤動揺を確認する。
3 安定型骨盤骨折を想定する。
4 ショックの進行が予測される。
5 背面観察はログロールで行う。
38 38歳の男性。大量飲酒後に階段から転落しそのまま就寝していた。翌朝家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS1。呼吸数24/分。脈拍100/分、整。血圧120/62mmHg。傷病者は右下腿の疼痛、異常感覚および運動麻痺を訴え、同部位は皮下出血、変形および著明な緊満を認め、足背動脈は触知しない。
この病態で最も遅れて出現する症候はどれか。1つ選べ。
1 疼痛
2 脈拍消失
3 皮下出血
4 異常感覚
5 運動麻痺
39 30歳の女性。妊娠34週。食物を詰まらせて苦しんでいると、夫が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:顔面蒼自で喉の辺りに手をやって苦しんでいる。声が出せず、咳もできないようである。
直ちに行う処置として正しいのはどれか。1つ選べ。
1 背部叩打
2 胸骨圧迫
3 腹部突き上げ
4 経鼻エアウエイの挿入
5 バッグ・バルブ・マスクでの人工呼吸
40 30歳の男性。水深15mでの作業中、トラブルのため急に水面に浮上したところ、膝の痛みを感じたため救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数24/分。脈拍80/分、整。血圧122/80mmHg。体温35.0℃。Sp02値98%。両膝関節部に拍動性の疼痛を認める。
この傷病者に対する、判断および対応として正しいのはどれか。1つ選べ。
1 Ⅱ型減圧症である。
2 航空機搬送を優先する。
3 頭部を低くして搬送する。
4 高気圧酸素療法の適応である。
5 組織中の二酸化炭素が気泡となっている。