1 82歳の女性。介護施設入所中。突然卒倒し職員が救急要請した。通報者に口頭指導を行い、現場到着時バイスタンダーによる胸骨圧迫が行われていた。
救急隊到着時観察所見:意識JCS300。呼吸はない。頸動脈の拍動を触知しない。初期心電図モニター波形(別冊No.1(A))を示す。心肺蘇生を行いながら、アドレナリン投与の指示要請を行い、実施の指示を得た。
静脈路確保、資器材を準備した後、心電図モニターを観察すると別冊No.1(B)の波形を確認した。
次に行うのはどれか。1つ選べ。
1 胸骨圧迫
2 電気ショック
3 頸動脈拍動確認
4 アドレナリン1mg投与
5 MC指示医師に波形を報告
2 40歳の男性。自動車運転中にガードレールに衝突し、日撃した通行人が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS1。呼吸数24/分。脈拍96/分、整。血圧120/96mmHg。Sp02値94%。皮膚の湿潤と冷感および前額部挫創からの出血を認める。
この傷病者の緊急度判断において最も重要な症候はどれか。1つ選べ。
1 意識JCS1
2 呼吸数24/分
3 脈拍96/分
4 皮膚の湿潤と冷感
5 前額部挫創からの出血
3 80歳の男性。大量に下血したため家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS100。呼吸数12/分。脈拍144/分。血圧は測定できない。心電図モニター装着後に反応が消失した。自発呼吸を認めず、頸動脈の拍動も触知しない。その際の心電図モニター波形(別冊No.2)を示す。
まず行うべき処置はどれか。1つ選べ。
1 除細動
2 胸骨圧迫
3 酸素投与
4 人工呼吸
5 静脈路確保
4 85歳の男性。数日前から労作時に息切れがあり、本日夜間呼吸困難を訴えたため家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS1。呼吸数28/分、喘鳴を認める。脈拍120/分、不整。血圧170/100mmHg。Sp02値75%。椅子に腰かけていて、顔面チアノーゼと頸静脈怒張とを認める。心筋梗塞の既往があるという。
直ちにリザーバ付きマスクによる酸素10L/分投与するも呼吸状態改善されず、意識がJCS10に低下した。
救急隊の次に行う処置として適切なのはどれか。1つ選べ。
1 血糖値の測定
2 静脈路確保の指示要請
3 仰臥位による体位管理
4 経ロエアウエイによる気道確保
5 リザーバ付きバッグ・バルブ・マスクによる補助換気
5 48歳の女性。息子と口論中、呼吸困難を訴え息子が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS1。呼吸数36/分。脈拍80/分、整。血圧102/62mmHg。Sp02値100%。口唇部に軽度しびれを訴える。手の状態の写真(別冊No.3)を示す。
この傷病者への適切な対応はどれか。1つ選べ。
1 下顎を挙上する。
2 補助換気をする。
3 ショック体位にする。
4 高濃度酸素を投与する。
5 ゆっくりとした呼吸を促す。
6 65歳の男性。30分前から胸痛が出現したため救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS1。呼吸数32/分。脈拍140/分。血圧90/48mmHg。体温36.0℃。Sp02値90%で、高濃度酸素投与下で96%。起坐呼吸で、全身に冷汗を認める。心電図モニター波形(別冊No4)を示す。
まず行うべき処置はどれか。1つ選べ。
1 気道を確保する。
2 補助換気を行う。
3 ショック体位にする。
4 除細動パッドを装着する。
5 静脈路確保および輸液の指示要請を行う。
7 2歳の女児。突然の哺泣と嘔吐のため、家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数36/分。顔色不良を認める。おむつには粘液と血液が混じった便を認める。
この傷病者に最も疑われる疾患はどれか。1つ選べ。
1 腸重積
2 急性胃腸炎
3 急性虫垂炎
4 鼠径ヘルニア
5 ノロウイルス感染症
8 82歳の男性。施設内の廊下で誤って転倒し、後頭部を打撲した。意識消失はなく、転倒後もいつもと同じ様子であったが、心配した職員が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数20/分。脈拍92/分、不整。血圧140/88mmHg。Sp02値95%。後頭部に鶏卵大の皮下血腫を認めるが、本人は大丈夫だといって救急搬送を拒否している。心房細動の既往があり、抗凝固薬を服用している。
この傷病者に搬送を強く勧める理由として適切なのはどれか。1つ選べ。
1 82歳
2 血圧140/88mmHg
3 Sp02値95%
4 皮下血腫
5 抗凝固薬の服用
9 25歳の男性。乗用車運転中に電柱に衝突し受傷したため救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS3。呼吸数32/分。脈拍124/分。血圧60mmHg(触診)。頸静脈の怒張を認め、呼吸音の左右差はない。皮下気腫は認めない。四肢の動きは認められる。
この傷病者のショックの分類として最も考えられるのはどれか。1つ選べ。
1 神経原性ショック
2 敗血症性ショック
3 心外閉塞・拘束性ショック
4 循環血液量減少性ショック
5 アナフィラキシーショック
10 78歳の女性。7月某日、エアコンのない室内で倒れている所を友人が発見し救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS1。呼吸数20/分。脈拍92/分、整。血圧100/50mmHg。体温39.0℃。Sp02値99%。頭痛と全身倦怠感とを訴える。皮膚は乾燥している。構音障害を認める。
この傷病者をⅢ度熱中症と判断しうる観察所見はどれか。1つ選べ。
1 呼吸数
2 脈拍
3 頭痛
4 構音障害
5 全身倦怠感