1 60歳の男性。激しい咳嗽とともに喀血したため家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数24/分。脈拍100/分。血圧120/80mmHg。体温38.2℃。SpO2値94%。胸部の聴診で断続性ラ音を聴取する。約1か月前から微熱が出ていたとのことである。
本事例の活動について適切なのはどれか。1つ選べ。
1 救急車の密閉
2 救急車内の冷房
3 保健所への報告
4 出発前の車内の消毒
5 救急隊員のN95マスク装着
2 25歳の男性。作業中に約3mの高さから落ち、頭を強打したため、同僚が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:呼吸数16/分。脈拍72/分、整。血圧102/60mmHg。SpO2値96%。自発開眼している。名前、生年月日は言えるが、受傷の日時と場所は答えられない。離握手の指示に応じる。
この傷病者のGCSスコアの合計点はどれか。1つ選べ。
1 15
2 14
3 13
4 12
5 11
3 75歳の男性。慢性呼吸不全で在宅酸素療法を受けている。呼吸困難が強くなり、家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS3。呼吸数6/分。脈拍120/分。血圧60mmHg(触診)。SpO2値測定不能。胸郭の挙上は不十分でチアノーゼを認める。
この傷病者への対応として最初に行うのはどれか。1つ選べ。
1 酸素流量の減量
2 高流量酸素投与
3 かかりつけ医へ連絡
4 酸素供給装置の動作確認
5 自発呼吸に合わせた補助換気
4 28歳の男性。呼吸が苦しいとのことで家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS1。呼吸数32/分。脈拍100/分。血圧150/80mmHg。SpO2値88%。
坐位で息が苦しいと訴える。聴診では両側胸部で連続性ラ音が聴取され呼気の延長が認められる。既往症として、幼少期はたびたび呼吸困難の発作があったとのことであった。
この傷病者の疾病として最も考えられるのはどれか。1つ選べ。
1 気胸
2 気管支喘息
3 急性喉頭蓋炎
4 肺血栓塞栓症
5 過換気症候群
5 60歳の男性。突然強い後頭部痛を訴え、嘔吐後に歩行困難となったため家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS1。呼吸数24/分。脈拍90/分、不整。血圧180/100mmHg。めまいを訴える。四肢の麻痺は認めない。高血圧の既往があるという。
この疾患の根本治療に対応する主たる診療科はどれか。1つ選べ。
1 外科
2 耳鼻咽喉科
3 消化器内科
4 循環器内科
5 脳神経外科
6 35歳の男性。ハチに刺された後に苦しそうにしているとの救急要請があった。
救急隊到着時観察所見:意識JCS20。呼吸数32/分。脈拍100/分、整。血圧60/40mmHg。不穏状態で呼吸困難を訴える。全身の皮膚が紅潮し眼瞼は浮腫状である。
この傷病者への対応でまず行うのはどれか。1つ選べ。
1 静脈路確保
2 刺創部の冷却
3 ブドウ糖投与
4 経口エアウエイによる気道確保
5 自己注射用アドレナリン所持の確認
7 68歳の女性。食事中に普段と様子が違うとのことで家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS1。呼吸数16/分。脈拍78/分、不整。血圧136/92mmHg。SpO2値97%。瞳孔不同はない。顔面のゆがみと左半身の筋力低下を認める。頭痛の訴えはない。心電図モニター波形(別冊No.1)を示す。
この傷病者に最も考えられる病態はどれか。1つ選べ。
1 脳梗塞
2 心不全
3 脳出血
4 心筋梗塞
5 くも膜下出血
8 80歳の男性。昼食後に強い腰痛を訴え、家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS10。呼吸数32/分。脈拍140/分。血圧72/40mmHg。SpO2値測定不能。皮膚蒼白で冷汗を認める。
この傷病者でまず疑うべき疾患はどれか。1つ選べ。
1 尿管結石
2 急性膵炎
3 急性心筋梗塞
4 脊柱管狭窄症
5 腹部大動脈瘤破裂
9 75歳の男性。乗用車運転中に電柱と衝突したため目撃者が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS1。呼吸数12/分。脈拍48/分、整。血圧75/40mmHg。SpO2値93%。
頸静脈の怒張はない。体幹皮膚には冷汗と湿潤とを認めない。呼吸音の左右差はなく、皮下気腫は認めない。腹式呼吸で、両上下肢の運動麻痺を認める。
この傷病者で最も考えられる病態はどれか。1つ選べ。
1 心原性ショック
2 敗血症性ショック
3 神経原性ショック
4 循環血液量減少性ショック
5 心外閉塞性・拘束性ショック
10 63歳の男性。某年7月某日、午前11時頃、山で倒れているのを通行人が発見し救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS100。呼吸数32/分。脈拍188/分。血圧60mmHg(触診)。体温39.6℃。明らかな麻痺や痙攣はない。体表は乾燥しており、外気温は35℃である。直近の救急病院までの搬送に1時間を要する見込みである。
この傷病者への対応として適切なのはどれか。1つ選べ。
1 全身固定を行う。
2 冷水を飲ませる。
3 血糖値を測定する。
4 声門上気道デバイスの指示要請を行う。
5 乳酸リンゲル液を用いた静脈路確保及び輸液の指示要請を行う。